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明治大正

 

 

薩長土肥の官軍による軍事政権が、明治政府です.

 

明治政府が、国家を支配しました.

 

明治天皇は維新に巻き込まれてビックリしただろうが、天皇の権威が明治政府の正当性を支えました.

 

武士層だけではなく、国民全体に対して徴兵を開始するには、平民にも天皇の権威を信じさせる必要が出て来ました.

 

天皇の赤子たる臣民は、天皇のために兵隊になって戦えと教育したのです.

 

国家神道がまるで日本の伝統であるかの如き様相を呈していました.釈迦とか基督とかの権威が天皇の権威を超えては政権運営に支障をきたすので、宗教は度々弾圧されました.

 

首都をなぜ東京にしたのでしょうか.薩摩だって長州だって西日本の出身なんだから、京都か大阪の方が利便が良かったと思いますけどね.不思議です.


戦前

 

 

段々と明治の元老がいなくなる隙をついて、軍部が国家を支配するようになった.

 

昭和天皇は、ロシア革命にショックを受けていました.革命が起きたらロマノフ王朝と同じ運命を辿ると考えて、防共思想に染まりました.そこに軍部が付け込み、天皇の権威を利用して議会や政党を抑えて、軍部の権益拡大を目論んだのです.天皇はソビエトに怯えて、軍部の満州進出を諒解し、対米戦争中も自身の延命を図る目的で講和を先送りし、何百万人の国民の生命が犠牲になった.


占領期

 

 

マッカーサーが来日すると、駆けつけて行って握手した.

 

進駐軍に占領の正当性を与える見返りに、自身の保全を確保した.責任は東条以下二十数名が負いました.

 

マッカーサーに昭和天皇が挨拶する写真は、日本国民に新しい支配者は進駐軍であることを認識させた.

 

日本の植民地化を正当化するために、進駐軍は天皇の権威を利用した.進駐軍は憲法を米国の都合よく改正すると共に、米国産小麦粉を日本に売り込む目的で製粉会社の後押しをした.やがて米の消費量は減り、鯨を食べなくなりました.代わりにパンや米国産牛肉を食べるようになりました.


現代

 

 

サンフランシスコ講和条約締結後、日本の占領は終了したことになっている.

 

しかし在日米軍が日本の支配権を持つことは、占領下の日本と変わりはない.その正当性は天皇の権威が支えている.

 

在日米軍の支配の構造は、巧妙です.

 

国民との間に傀儡政権を入れて、国民の眼から在日米軍を見えなくしているのです.

 

日本国政府は、米国の意向に従って物事を決定しています.

 

政府高官は、米国政府の代理人なのでしょうか.基地、原発、貿易、海外派兵、あらゆることが、米国の世界戦略の範囲内で決まっていきます.

 

米国政府に楯を突いたのは、鳩山由紀夫くらいでしょうか.結果は御存じのようにボコボコにされましたけどね.


これからの時代

 

 

遅かれ早かれ、共和制になると思う.

 

国民の中から選んだ大統領によって、国家運営が行なわれる時代が来ます.

 

共和制へ移行し、共和国防衛軍を持ち、近隣国と平和条約を締結し、在日米軍による占領に終止符を打ったら良いと思う.その上で国際的に軍縮を進めたら良いと思いますけどね.

 

国民自身の権威で以って、大統領に正当性を与えればよい.国民が選ぶ大統領は普通の人なので、間違う事はあるでしょう.間違ったら訂正すればよい.

 

国家を運営していく上で、天皇の権威が必要な時代は疾うの昔に過ぎたと思う.

 

天皇制のもとでは、官僚は天皇の官吏であり、官僚の間違いは天皇の間違いとなる.神である天皇の無謬性に傷が付くと、権威が失われる.そう云う国家体制の下では、官僚は間違うことが出来ません.全滅を玉砕と言い換えたり、記録を破棄したりして、保身の為に間違いを誤魔化すのは当然でしょう.そもそも大臣という名称は、天皇の家来と云う意味です.国民主権を明確に表すには、長官という名称に替える必要があると思います.



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