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三人

わたしは彼が好きで、彼は彼が好きで、わたしはそれが気に入らない。彼女はわたしの親友だが、わたしは彼女を消すことにした。……改めて、「きみが好き」とわたしは彼に言い、彼だってわたしが嫌いってわけじゃないけど。また別の彼女がきて。わたしと彼女は親友になるのだった。
 

なまえ

静かな朝。私は尋ねた。……「私は君を愛してるけど、君は?」……彼は答えた。……「あまり、愛してない」……私は窓を開き冷たい空気を吸い込んだ。「じゃ、私も。愛してるのやめる」
こうして恋人と別れた私は子犬を飼うことにした。戯れに彼と同じ名をつけた。悪意は否定すまい。だが、われわれは仲良く暮らした。犬の成長は速い。老いるのも速い。平均的な寿命のときが訪れ、別れを告げた。彼の名前にも。長い長い魔法がとけて、今は少し虚しい。
 

あるえさんのページ

  
・あるえさんのツイッター https://twitter.com/#!/aruerula
・あるえさんのidページ(はてなハイク) http://h.hatena.ne.jp/id/ARUE

あとがき

  
この本は2012年の4月に集中的に編まれた
描かれた絵、書かれた文章は、また別
それぞれ違う場所で、違うときに、べっこにかかれたものだ
「一緒に本をつくろう!」……と言ったのはぼくで
別にいいぞ」……ってこたえてくれたのが、あるえさん
そうやって、この本はできた
ありがとう!
   
    
2014年4月28日
かなりひこくま
 
 


この本の内容は以上です。


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