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物狂いの石

圧巻の知識量に裏打ちされたリアリティと、重厚なのに読みやすい自然な描写に、毎回打ちのめされます。どこまでが実際の出来事なのか、登場人物についてネット検索しましたが、この史実からどうやったらここまで重層的な物語が出来上がるのか、私には想像もつかない神業と脱帽する他ありません。古典のようでありながらあくまで細部は現代的で、新しい流行がここから始まってもおかしくないと感じました。とにかく日常の延長上にある切なさに圧倒されました。本当にありがとうございました。
この本のコメントを表示 : 2019-09-06 20:40:52

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レプリカ

心のどこかがバチバチと感電しながら読み進めました。途中でこれは切なさの音だと気づきました。「SF純文学というジャンルは片桐奈菜のためにある」と、後世の批評家に論じられる作品でしょう。勝手に今作った造語のジャンルですが、私にとっては片桐奈菜さんが第一人者です。学生の頃に瀬名秀明『八月の博物館』を面白く読んだ覚えがありますが、本作によって「夏の博物館物」というジャンルも片桐奈菜色に塗り替えられたと確信しました。私にとっては虹色です。何度か読んで細部まで理解したいと思わせる魅力があり、でも読了したらすぐ「これはすごい」という感想だけは書かずにおられなくなりました。前作よりなお強く「もっと続いてほしい」と思わせる奥行きも感じました。何度か読み返します。ありがとうございました。
この本のコメントを表示 : 2017-07-23 04:27:14

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銀の夜

片桐奈菜さん、私が他人様に力をどうこうするなんてあまりにも大それたお褒めの言葉いただき、アワアワぶくぶく横歩きしておりますが、この際素直にうれしくチョキの手で受け取らせていただきます。10年以上フォルダの肥やしになっていたワードファイルなので黙って墓場まで持っていくつもりでしたが、公開してよかったと改めて思いました。貧乏症(でカニ好き)な自分に感謝です。ネットって怖い面もありますが、こういう部分は良いですよね。こちらこそありがとうございました。
この本のコメントを表示 : 2015-03-10 12:31:14

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2015・3月号映画に宛てたラブレター

深夜食堂、テレビ版は全部観ました。味があって面白いですよね。天見谷行人さんはすごく精力的に映画を観られていて勉強になります。いろいろ大変かと思いますが、くれぐれもご自愛ください。
この本のコメントを表示 : 2015-03-06 23:05:43

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退室

ふわっとした世界観をきりっと澄んだ目で見透かす感じがとても素晴らしい作品と感じました。綿矢りさ『蹴りたい背中』を思い出しました(『インストール』の方が作品的に近いかもですが読んでないのですみません)。電子書籍である点も意識してらっしゃるのか、思わず「こちら」をクリックしてしまうくらいリアルで奥行きがあり、「この人たちはどうなっていくのだろう」と続きを期待してしまう読後感でした。本当にすごいと思います。ありがとうございました。
この本のコメントを表示 : 2015-03-03 23:18:52

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カフェ サルビア

死ぬな!ヾ(*`Д´*)ノ"彡☆ダメ。絶対。
この本のコメントを表示 : 2014-07-18 00:37:49
『帰国後所感』、奴隷制についての考察が、最近読んだ『極北』という村上春樹訳の小説を思い出しました。思ったより待遇がいいと奴隷もやめる理由がないとすると、我々の日々の労働も一種の奴隷制みたいなものかもしれませんね。『極北』の主人公も強固な独自の生き方を貫くのですが、戸田環紀さんと少し共通する気もしました(極端な例なので失礼かも)。
この本のコメントを表示 : 2013-08-10 09:18:59

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映画に宛てたラブレター2014・1月号

最近、ネットで「伊集院光の週末TSUTAYAに行ってこれ借りよう」を聴いているのですが、『ハンナ・アーレント』のレビューを読んで、田原総一朗が推薦していた『ブラックブック』を思い出しました。とはいえ、どっちの映画も観てないのですが。映画に行きたくてもなかなか機会がないので、天見谷さんのレビューで観た気にさせてもらってます。『風たちぬ』は観て、戦争における勝敗の意味等についてずっと考えていたので、『永遠の0』は気になっておりネットのまとめサイトで済ませました。原作読んだり映画観たりする気は全くないですが、必ず死ぬ特攻も、必ず被曝する原発作業員も、権力を持たない弱者が前線に送り出される構造はいつの時代も変わらないと思います。作業員の志願者も減少しており、利権者が貧乏クジを引かないよう他人事を装っている現状もまだまだ、戦時中なうと感じております。ツイッターもしてないのでなうの使い方よくわかってないですが。毎月楽しませていただき、ありがとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
この本のコメントを表示 : 2014-01-08 02:11:26

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映画に宛てたラブレター2013•8月号

『風立ちぬ』観たくなりました。
この本のコメントを表示 : 2013-08-10 09:06:35

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鬼とかぐや姫

遅ればせながら読ませていただきました。「L型定規」のところに何とも言えないおかしみを感じました。世界にはありとあらゆる職種があり、鬼もその一部として一生懸命お仕事をこなしているのだな、という現実を表している気がします。「もう人間捌くのも骨で面倒だし、(人間関係ならぬ)鬼関係にも疲れたな」といった愚痴が聞こえそうです。ちなみに、残酷描写が槍玉に上がったのかと思いますが、それはリアルに描けていたとも解釈できますね。全体としては人道主義に収斂される流れと感じたのですが、原典に明るくないのでもしかしたら違っているかもしれません。とりあえず続きが気になったのですが、この後のお話があるという意味で、もう少し長いと言われていたのであれば、パブー特別版として掲載いただければと感じました。ありがとうございました。
この本のコメントを表示 : 2013-07-28 10:19:27
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